夏から秋へ (1)『コムラサキ』

通勤途中のコムラサキを夏から撮ってみました。

コムラサキムラサキシキブ(紫式部)の仲間の落葉低木。初夏に薄紫色の花を咲かせ、秋に紫色の丸い小さな実をつけます。植物の実としては珍しい紫色なので一度見たら忘れません。でも昨年までムラサキシキブと混同して覚えていました。

🍀 コムラサキの花 🍀

《7/23 杉並区で》
白い楕円形のつぼみができたと思ったら、枝の根元の方から咲いていきました。葉は対になって出て、葉の根元のほんの少し上部から花が出ています。


《7/24杉並区で》
翌日同じ場所で撮りました。花弁はかすかにうす紫です。画面右はすでに咲いたあと、左の枝の先はまだつぼみです。

🍀 🍀 薄緑色の実をつけます 🍀 🍀

《8月 杉並区で》
うす黄緑色の小さい実をたくさんつけました。枝も美しい紫色に変化していきます。

🍀 🍀 薄緑色から紫色に 🍀 🍀

《9/13 杉並区で》
枝の根元の方から徐々にうすい紫色の変わっていきます。残暑が厳しく、気温は真夏なみですが、秋へ移行していくようすが目に見えます。


《9/18 杉並区で》
日ごとにうす紫の色がついていきます。


《9/26 杉並区で》
紫色が濃くなります。


《10/10 杉並区で》
秋の実は赤や黄色はよくありますが、このような紫色は珍しく、美しいです。


《10/10 杉並区で》
台風や強風のためか、実が落ちて柄だけになっているところもあります。この実は鳥の好物だそうです。

通勤途中の同じ場所の同じ株を夏から撮ったので変化がよくわかりました。カメラではなく携帯で撮っているので、実にピントがうまく合わせられずバックの葉や枝に焦点があってしまったりしました。一本の枝からも季節が移り変わる様子が感じられるのだな、と思いました。