英語の発音練習:その2 UK発音

もともとアイルランドアイルランド英語が好きで、そのためイギリス英語と距離を置いていました。しかし、これまで長年ひとりで様々な方法で英語の勉強をしてきたのですが独学が行きづまり、またイギリス訛りの英語の聴き取りが苦手とわかり、人から教えてもらえる場を持ちたいと思いました。
いろいろ探して出会ったのが、高島まき先生の「英語口を作る発音トレーニンhttp://ameblo.jp/reginacecilia/ です。abcの発音を徹底的に教えていただき、さらにリズム、イントネーションも練習しました。その中で、もっとよく知りたいと思い興味を持ったのがイギリス英語のイントネーションと各地の訛りです。そこで、前回の日記で紹介した「究極のイギリス英語…」を買い、リスニング、ディクテイティング、シャドーイングを練習しました。
その後、先月から練習しているのが次の本です。

🍀 イギリス英語でしゃべりたい!UK発音パーフェクトガイド 🍀

イギリス英語でしゃべりたい! UK発音パーフェクトガイド (CD付) (CD BOOK)

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【この本で気に入った点】
🍀 RP(容認発音)も訛りの一つとして扱い、他のアクセントと対等に扱っていること:RP、アイルランドスコットランドイングランドウェールズなど各地のアクセントの説明が地図とともに載っていてわかりやすいです。

🍀 母音練習、英米比較があること:一つずつの母音について例となる単語が英米2つの音で聞けます。またその母音が出てくる文の発音も練習できます。

🍀 子音練習:子音Tは、様々な米語のTとの比較があります。子音Lは、気になっていたclear Lと、特有のdark L が載っていて、口の中の図解があり、疑問が解けました。

🍀 発展編が充実しています。①英米で発音が違う単語、 ②強勢位置の英米での違い、③曖昧音シュワーの大切さとリズム、③リズムの英米比較、④強勢の等時性(音楽の小節がどこで区切れるか)、⑤強勢の移動、⑥イントネーション(下降調、上昇調、降昇調)、⑦連結による音変化、⑧文章音読、などです。
中でもイントネーションと気持ちについての解説は役立ちました。ジェーンエアのオーディオブックの中で、ロチェスター氏がジェーンに『握手を』という言葉が降昇調で、微妙な心情がよーくわかりました。

【練習の仕方】
大きな声でひたすら真似しています。アメリカ英語との比較がある場合は両方とも。気をつけている点は、曖昧音と弱形です。気になる点はイントネーションです。この本にはないのですが、イギリス貴族の posh な感じの特徴の一つはイントネーションの急下降、急上昇だと思いますが、なかなか真似できません。また「オゥ」の発音を「ェォウ」とするとそれらしいのですが、やり過ぎて下品な感じになってしまい、難しいです。

【感想】
UK英語について、態度は控えめで人と空間的距離を置き reserved でありながらイントネーションのあちこちに感情が溢れていることがわかり、親しみを感じました。
仕事にしている学校英語はアメリカ発音なのでジレンマを感じます。私自身は、「イギリス英語でもアメリカ英語でもないがどこかアイリッシュな英語」が話したいと思っていますが、どんな英語を話すかはどんな英語体験をしてきたかによると思うので、日々コツコツと、目の前のことをやっていきたいと思っています。

この本と前回の『究極のイギリス英語』を練習しながら、同時並行して熱中していたのが、The Secret Garden と、Jane Eyre のオーディオブックです。Jane Eyre については、次回書きたいと思います。